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幹細胞やiPS細胞、その他の有効な細胞を用いて、欠損した臓器や組織を再生させ、身体機能の回復を目指す医療の事を再生医療といいます。
当院では、細胞そのものを投与する再生医療は行っておりませんが、
幹細胞から得られる分泌物であるセクレトームを利用した治療を提供しています。

セクレトームとは

◾️セクレトームとは

セクレトームとは肝細胞の培養工程で得られる、肝細胞培養上清(上澄み)液に含まれる機能性分子を指します。

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◾️幹細胞とは

私たちの身体は、約60兆個の細胞で構成されています。

細胞は日々衰えて廃棄され、新しい細胞が再び生まれ補充すること(代謝)を繰り返しており、その再生を支えるのが幹細胞です。

幹細胞は「自己複製能力」と「分化能力」という2つの大きな特性があります。

自己複製能力
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自分と全く同じ細胞を増やす特性

分化能力
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別のタイプの組織細胞に変化する能力

これら2つの大きな特徴は、肝細胞同士の情報伝達の中で行われます。

幹細胞を培養し、幹細胞が活性化して増殖する過程では、培養液中にそれらの情報伝達物質(数百種類もの液性因子(成長因子・免疫調整因子・エクソソーム・抗炎症因子・神経再生因子等))が放出されます。この情報伝達物質のもつ力を使う治療が、セクレトーム療法です。

◾️培養上清液に含まれる機能性分子とは

培養上清液に含まれるサイトカインやエクソソームなどの分泌物を機能性分子と言います。

▼当院で使用するセクレトーム液に含まれる機能性分子

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これらの物質を体内に取り込み、相互に働き合うことで細胞の修復・再生が促進され「細胞レベルからの若返り」を実現します。

これによりセクレトームはアンチエイジング療法・再生療法と言われています

臍帯由来セクレトーム

◾️セクレトームの培養方法

培養上清液を生成する場合、下記の種類の肝細胞を由来とします。

当院では臍帯由来の肝細胞(MCS)を利用しています

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◾️臍帯由来とは

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当院では

臍帯(お母さんと赤ちゃんをむずぶへその緒)由来のセクレトームを使用しております。

臍帯は喫煙、飲酒、感染等の影響を受けにくい細胞であり、組織上免疫寛容(お母さんと子供の血液が交わっても免疫拒絶がおきない)の機能を持つことから、免疫調整に対して期待が持てる組織であると考えられています。

脂肪などの他の組織と比べてもHGFなどのサイトカインが多いため、高い治療効果が期待されています。

また、細胞として利用できるものの中で最も若いといえます。

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◾️ドナーについて

臍帯ドナーについては、厚生労働省ガイドラインに基づき、第三者機関から試験成績書が発行された細胞の中から、安全性・品質の観点から厳選した細胞を使用しております。

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◾️感染症対策について

伝染性のあるウィルスや細菌、DNA断片などすべて除去。ドナーとなる日本人女性についても厳しい検査、 出荷前の製品についてウィルスの有無や有害物質をチェックすることによって、 安全性を確保しています

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品質管理

◾️厚生労働省ガイドライン

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現在、さまざまな培養種類・方法でのセクレトームが広く普及されていることを受け、厚生労働省では安全使用のガイドラインや注意喚起を実施しています。当院ではガイドライン準拠のセクレトームを使用しています。

◾️ガイドラインでの推奨項目

ガイドラインや規制では、大きく下記3点を喚起しています。

zeno(動物性由来成分)フリーの培地使用
培地由来成分の除去の徹底
ガイドラインリスク項目の患者開示

当院ではガイドラインに準拠したセクレトームを使用しております

◾️セクレトーム培養施設の裏側

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◾️院内における品質管理

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◾️採血や各種評価検査と連動した経過把握

当院では、セクレトーム投与のタイミングで目的に応じて評価を実施。

変化の見える化を実施しております

【関節内投与の場合】

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(膝)KOOSE、JOAスコア、KSSスコア、可動域テスト

(肩)JOAスコア、可動域テスト

(足)JOAスコア、JSSスコア

投与により期待される効果

◾️セクレトーム投与により期待される効果

⚫︎炎症を抑制し、免疫を調整(上げたり下げたり)することで自己治癒能力を向上させる

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①関節症などの慢性炎症を改善し疼痛を緩和します。

②マクロファージの分極(M1→M2)を促進し、創傷治癒を促進します。

 M1:一時的に炎症させ、病原体の排除や損傷組織の除去

 M2:炎症を抑制し、組織の修復と再生を促進

 

③点滴や脂肪内注射により成長因子、免疫調整因子を投与することで

  細胞の活性化を促し免疫の正常化を促進します。

④血管の炎症低下などによるアンチエイジング効果(動脈硬化リスクの抑制)

 

再生医療は自分の 身体の再生力を高めるだけの物であり、体内組織に置き換わりません

◾️このような方にお勧め

1)治療により改善しない関節痛がある方                 

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膝や股関節、足関節に変形性関節症があり辛い痛みがあるが手術はしたくない...そんな方に。

セクレトームの作用により炎症が抑制され組織の修復・再生が促進され、痛みの改善が期待されます。

 ⇒ご希望の方はこちらをご覧ください(膝LP)

2)難治性の免疫疾患がある方                 

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アトピー性皮膚炎や全身性の皮膚疾患、膠原病の方に!

アナフィラキシーショックの既往がない方が対象です。

まずは内科初診で投与をご相談下さい

 ⇒ご希望の方はこちら(内科初診)

3)治らない傷や炎症がある方、ダウンタイム軽減                 

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糖尿病性足病変や血行不良をベースとした足部の潰瘍など

難治性(治りづらい)傷がある方

⇒内科診療でご相談下さい

手術後のダウンタイム軽減の目的の方

⇒まずは無料カウンセリングでご予約下さい

4)抗老化に積極的な方               

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血管(血流)を若く保ちたい、血管の炎症を抑えて弾力性の

改善を目指したい方、動脈硬化の予防が期待できます。

全身の免疫機能が活性化することで結果的にアンチエイジングの効果も期待されます

治療の流れ

◾️治療の流れ

※セクレトーム療法をご希望の場合、再生医療前検査を受※セクレトーム療法をご希望の場合、再生医療前検査を受診下さい。

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1)問診・カウンセリング(10分)        

事前問診を基にスタッフがカウンセリングを実施致します。

お悩みに合わせて適切な投与方法・頻度を提案致します。

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2)診察・同意書取得(15分)    

事前にお伺いしたカウンセリング内容を基に医師が治療方法を決定

します。投与により期待される効果やリスクを説明し、同意書を取得致します。

事前に必要な検査について簡単にご案内致します、

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3)事前検査(45分)              

採血やレントゲン、可動域検査など投与前の評価に必要な検査を実施します。必要に応じて、外部でMRI検査などを依頼する場合もあります。検査と実際の投与は同日の場合もありますが、外部での検査が必要な場合は、別日でのご案内となります。

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4)投与と投与後観察(10分-20分)               

医師又は看護師によって調剤・投与を行います。

投与時間は部位や方法により異なりますが、15分ほどが目安です。

初回はアナフィラキシーのリスクもあるため、投与から15分は院内で経過を追わせて頂きます。

◾️注意事項

予想されるリスク・副作用

・当院では重篤な副作用は見受けられませんが、ごくまれにアレルギー反応(腫れ・発赤・掻痒など)が生じる可能性があります。

・点滴部位に痛みや腫れや内出血やしびれが見られることがあります。

・過去にアナフィラキシー反応が出た方は治療を受けることができません。

・妊娠中または妊娠の可能性がある方・授乳中の方、悪性腫瘍のある方について念のために点滴療法は受けられません。

 

注意事項

治療効果には個人差があり、治療効果を保証するものではありません。

また、他の治療法と同様に臨床例が積み重ねられた結果、将来的に現在の治療に対する評価が変化することがあります。

「浄化濃縮幹細胞セクレトーム」や「プラセンタ注射」などヒト組織や血液を原料とした製品を使用した方は、日本赤十字社により献血を控えることが求められています。

現病歴や既往歴によっては、医師の判断の元、治療を受けていただけない場合があります。

ヒト由来の製品のため、厳密な検査によって安全性が確認された製品を使用して治療をするものの、現在の検査方法では検知できない未知のウイルス感染の可能性を完全には否定できません。

 

未承認医薬品等であることの明示、入手経路等の明示

本治療に用いる未承認医薬品等は、医薬品医療機器等法上の承認を得ていないものです。 院内調剤(一部外部委託)として、適法に調剤しています。日本では、未承認医薬品を、医師の責任において使用することができます。

 

国内の承認医薬品等の有無の明示

本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医薬品はありません。

諸外国における安全性等に係る情報の明示

浄化濃縮幹細胞セクレトームは、諸外国においても重大なリスクの可能性について明らかな情報はございません。

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